生活体験/手や身体、頭を使って豊かな体験を重ねます

モノでもサービスでも、買うことのできる便利な世の中です。
しかし、人は本来、手や身体を使って暮らし、
また、さまざまな素材から食べるものや生活道具つくってきたりしてきました。
しおん保育園では、自立と自信への強いあこがれを持つ乳幼児期の子どもの心に寄り添い、
様々な生活体験の機会を作っています。
自分の手と身体をつかって本物に触れ、「自分もやれる」という自信と
本物を見極める目を養っていきます。

子どもたちは成長するにつれ、
大人のすることを一緒にやりたがったり、
手伝ったりしたがるようになります。

そんな子どもたちには、毎朝、
保育園の1日が快適になるよう「お仕事」に参加してもらいます。
1歳児の子どもも
お昼ごはんに使う野菜を細かくぎって参加します。
ある子どもは、洗濯が終わった布巾をたたんでいます。
みんなが使いやすいよう工夫して、
バスケット丁寧に並べています。
指先を使ったり、バランス感覚が必要です。
子どもたちは「お仕事」を通じて、
身体や感覚を働かせて、
成長していきます。
年長の子どもたちは、
全ての子どもたちのリーダーとしての自覚や責任をもって、
食事の支度や後片付け、食堂の掃除、
年下の子どもを寝かしつけるなど、
様々な「お仕事」をします。
年下の子どもたちは、そんな年長の子どもたちを
尊敬のまなざしで見つめています。
夏祭りではお店を開いて、
自分たちで作ったものを、
お店を開いて売る経験もします。

自分たちでつくったお餅を売りました。
自信作です。
みんなに食べて欲しくて、力が入ります。
かなづちや釘、のこぎりなどの大工道具を使って、
園庭に「みんなの家」を園児が建設中。
「ぼくやりたい!」「わたしもやりたい!」
子どもたちは大張り切り。
あぶないからとやらせないのではなく、
安全に道具を使えるよう指導しながら、
どんどんチャレンジさせます。

大人がついてくれたお餅より、
自分でついたお餅は格別美味しい。
個々の家庭では出来にくくなった
日本の伝統文化に触れる機会も
たくさん経験できるようにしています。
しおん保育園では、年長になると手芸の時間があります。
モノはどうやって出来ているのか、
自分の手でつくりながら学びます。

羊毛から糸を紡ぐことから始めて、
それを染め、機織で生地に仕上げて、
卒園までにタペストリーを作ったりします。
成り立ちを体験することで、ものの大切さを感じていきます。
糸と針をつかって縫い物や刺繍もします。
針山も子どもたちが作ります。
写真はティッシュ入れを縫っているところ、
針山は園児が胡桃の殻を使って作りました。
年長になると料理の時間があります。
みんな自分の包丁を持っていて、
上手に野菜を切ることができるようになります。
「子どもに包丁なんてあぶない」と思われるかもしれませんが、
安全な使い方を身に付けることの方が
大切と考えます。

年長合宿にも、子どもたちが包丁を持参して、
自炊をこなすまでになります。
包丁さばきも手馴れたものです。
しおん保育園の年長は、料理の時間に梅の収穫からはじめて
梅干づくりを自分たちの手で行います。
また一つ、「やれば出来る」が増えていきます。
梅干がつけあがる頃、
園長先生がホッカホカのおにぎりにしてくれます。
子どもたちは、その日を心待ちにしています。
年長になると陶芸の時間があります。
しおん保育園には陶芸室があって、
作品を焼き上げる専用の窯があります。
食事に使う皿や湯のみなどを作り、実際に食事の時間に使用します。
自分で一生懸命に作ったものは大切に扱います。
写真は、一人ひとりのの感性を活かして作った、
世界に一つの土鈴。